その要望は理にかなっているのか、ただのわがままなのか
こんにちは。
前回こんなブログを出しました。
言葉にすることの大切さって、思った以上に大きいと思います(^^)
先日私の知人女性が「最近旦那がレベルアップしたの!」と嬉しそうに話してきました。
聞けば、以前よりその女性は旦那さんが目を見て話してくれないことが小さな悩みだったそうです。
話しかけてもスマホを見ながらだったりゲームをしながらだったりで、まるでこちらの話に集中してくれないので、その都度「ねぇその態度すごく失礼だよ」と注意していたらしいんです。
「人の話を聞くときはちゃんとこっちを見るものでしょ?私はいつもそうしてるし、そうすることが礼儀だと思ってる。親しい中にも礼儀ありって言うじゃない」
こういうことを都度旦那さんに言っていたら、最近では話しかけると一旦スマホやゲーム機を置いてこちらを向いてくれるようになったそうなんです。
そのことを彼女はとても嬉しそうに話されていました(^^)
恋人でも夫婦になっても、どこまでいっても相手は他人です。
他人であれば当たり前だと思うことも、言われなければ気付けないこともそれぞれ違ってきます。
それら一つ一つがすれ違う原因になってくると私は思っています。
積み重なって我慢しきれなくなってから擦り合わせようとしても、不満ばかりが口から出てケンカになってしまいます。
特に女性の場合、感情と記憶は強く結びついているので「あれもそうだった、これもそうだった」と思い返すたびイライラや不満が呼び起こされてしまいます。
その感情に触発されて男性もケンカ腰になっていってしまうんです。
大きく膨れ上がる前に、悩みは小さいうちに解消するのがポイントです(^^)
小さい不満なら相手とも話しやいですしね。
何よりその小さな一つ一つが、交渉能力を磨く経験になっています。
交渉力はいきなり身に付くものではありません。
どうすれば相手に誤解なく伝えることが出来るのか。
どこまで踏み込んで話していいのか。
どのタイミングで主張したら、その要望は通りやすいのか。
色々なさじ加減というものがあります(^^)
それらは経験からしか学べませんし、人によってもこの塩梅はまちまちです。
つまり彼(彼女)に有効な交渉力は、彼(彼女)との交渉の数と比例するわけです。
数をこなさなければならないんですよね。
それと同時に土壌ならしもしていかなければなりません。
どうしても通したい要望があるときは、それが【通るタイミング】と【通る関係性】、それに【通る正当性】を用意しなければなりません。
こちらの気持ちばかり考えていても、事態は一向に進みはしないということです。
彼女の旦那さんとの一件はそれをちゃんとクリアしているんですよね。
お互い生活を共にする関係で(関係性〇)まさしく直して欲しい事象が起きた時に(タイミング〇)会話の作法として相手も納得できる理由で(正当性)話を持ち掛けています。
要望は、相手にも納得できる形で用意しなければなりませんよね。
でないと向こうはただのわがままだと思ってしまいます(^^)