実のなる木になりましょう
こんにちは。
十人十色という言葉があります。
文字通り10人いれば10人違うものなんだということを表した言葉ですね。
人の数だけ考えていることは違うものです。
自分にとっての「こうすべきだ」という答えらしきものを相手は知らないし、もしかすると「いやそれは答えじゃない!」と思っている人もいるかもしれない。
自分の「普通」は世界基準ではないし、相手にとっての「普通」もそうです。
だからこそ密接な関係にある恋人というのは、お互いの「普通」に折り合いを付けながら二人にとっての普通基準を作り上げていかなければならない。
そのための対話があり、そのための見極め力も必要になってきます。
どんなに頑張ったって意味の分からない道徳観の持ち主とは折り合いなんて付けられませんからね(^^;
ただ見極めるのにも限度というものはあります。
あまりにも審査が厳しく、ちょっとした考え方の違いで「はいあなたは不合格ですー」と切り捨ててしまえば、いつまで経っても素敵な出会いには巡り合えません。
特に女性の場合は、はじめましての段階で切り捨てすぎてしまう傾向があります。
もちろん厳選に厳選を重ねたたった一人の、いわば「運命の人♡」を待つのもいいでしょう。
巡り会えればよし、巡り会えなければ時間を浪費し年老いていく、ハイリスクハイリターンな世界ではありますが。
それを望む人もきっといると思います。
でも大多数の人はそうではないでしょうね(^^;
可能性はなるべく多く残すに限ります。
なにもすぐに切り捨てなければならないルールなんてないんです。
ゆっくりお互いを知ってから「やっぱ違ったなぁ」なんてことはザラにあるんですから。
その分母くらいは多く残しておいても罰は当たりません(^^)
先日アフターコロナにおけるビジネスについて書かれた本を拝読しました。
ビジネス書で恋愛とは違う分野でしたが「なるほど~」と思ったことがあったんです。
コロナ渦において「生き延びれる企業」と「立ち行かなくなった企業」の差は柔軟性の差と比例するというものです。
今までと全く違う状況の中でも「いやうちは○○だから」と独自の経営方針を頑なに守り続けた会社は、コロナという滅多にない新しい環境を全く生かせませんでした。
そしてもろにコロナという波を受けた会社はその波に乗ることも出来ずそのまま飲み込まれてしまったわけです。
これが柔軟性のある会社とない会社の差なんですよね。
太い幹は変えず、いかに細い枝を変えていくか。
どこを剪定し、どこを守り抜くか。
残すところと変えるところの見極め、柔軟な発想力ですね。
将来の可能性をどこまで取り込めるかということをしっかりと意識していかなければ立ち行かなくなってしまいます。
柔軟性。
まさしく先にお話しした「可能性を多く残すこと」に繋がるんです(^^)
「この人は○○だからダメ」
「この人は○○だからきっと私には合わない」
そうやって何でもかんでも剪定してしまえば、残るのは枝のない一本の幹だけです。
花も咲かなきゃ実もなりません(^^;
1つ2つの絶対基準だけ胸にしまって、他の些細な部分はスルーしてみる。
逆を言えば、明らかに不当な態度を取ってくる彼氏やら好きな人やらには、その絶対基準が甘くなっていないかもう一度確認してみるのもオススメです。