硬いものは意外と脆い
こんにちは。
突然ですが皆さん、「カーボン」をご存知でしょうか?
スポーツ用品や文房具、自動車や飛行機といった幅広いところで材質として使われている、あのカーボンです。
「は?」って感じですよね(笑)
先日ある人から教えていただいた話なのですが、カーボンってとても軽いのに硬質で繊維自体はすごく頑丈なものらしいんです。
なのでその利便性から多方面に渡って使われているものなんですが、ひとつ欠点があります。
それは一点の衝撃にかなり弱いということです。
全体的な衝撃には強く、それ自体をぶつけたり、あるいは曲げたりしても簡単に壊れたりはしないのですが、ある一か所のみに衝撃を与えるとすぐに壊れてしまいます。
小さなヒビがすぐ全体に広がりその物自体が壊れてしまうらしいです。
例えばこれが金属だとどうでしょう。
カーボンに比べると重く、全体的な衝撃や曲がりに弱く凹んだり曲がったらそのまま戻らなくなったりします。
でも壊れません。
凹んだ状態は確かに戻りませんが、それで使えなくなるのかというとそんなことはないんですよね。
硬く頑丈なものが必ずしも強いというわけではないんです。
まぁ硬すぎることで起こるデメリットもある、ということですね。
・・・・・・さて。
恋愛の話に戻ります(笑)
この硬さと柔らかさって恋愛でも応用できそうだなって思ったんです(^^)
恋愛において大切なことの一つに、私は「柔軟性」があると思っています。
相手の言動に一喜一憂したり、自分の感情に囚われている時、たいていの人が頭の中の自分の声にばかり気を取られ、凝り固まってしまっているんです。
カチコチになってしまってるんですね(^^;
「あれはきっとああいう意味に違いない」
「絶対嫌われてる」
「好きなのはきっと自分だけ」
『そうに違いない!』
・・・固いですよね、考え方が(^^;
他の可能性もあるかもしれないと思うことや、何の脚色も加えずありのままに受け止めるには「柔軟さ」が求められます。
その柔らかさは自然と人を穏やかにさせますし、余裕を持たせてくれるもの。
よく言う「余裕のある人」がそうです(笑)
答えを一つに絞らないことですね。
固い思考は一つの「ネガティブな思考」をどこまでも増幅させます。
カーボンでいうところの小さなヒビです。
大したことではなかったはずの出来事を大げさにしてしまい、そのあとなんとか取り繕おうとして逆に取り返しのつかない二次災害を引き起こす。
恋愛ではわりとありがちなパターンです。
カーボンのような強さって、恋愛では必要ないんですよね。
固く丈夫な強さではなく、弾力がある柔軟な強さの方が最終的な幸せはつかめるものです。
自分の中にちゃんとした芯さえ通っていれば、あとは相手に譲ってしまったって構わないんです。
譲れる強さ、受け止められる強さって、ある意味最強かもしれません(^^)