好きを自覚させること
こんばんは。
以前、「好き」という感情のきっかけについてお話ししました。
そして相手にもそれを自覚させる必要があると。
しかし、こと男性に限って言うとこの「好き」という気持ちを自覚させるのって、なかなか骨の折れることだったりします。
中には「始めからすごいアプローチしてくる」と感じている女性も多いでしょう。
実際、男性の視覚情報から「いい女」認定されたとすれば、それが恋愛感情に発展することは十分あり得ますから。
しかし勘違いしてはいけません。
この「いい女」判定がイコール「好き」という感情になるわけではないのです。
男性は自分が何に衝き動かされアプローチしているのか、はっきりと自覚せずに行動していることがあります。
そしてそれが普通なんです。
脳科学的に言うと、女性の意識は常に「自分」に向いているそうです。
「自分の気持ち」が主軸なんですね。
自分の為におしゃれして、自分の為に化粧もする。
意識が「私」に向いているので、自分の感情に敏感だしあれこれ考えてしまう想像力も意識が自分に向いているから起こる現象です。
対して男性はというと、「自分の気持ち」にとても鈍感です。
意識は「自分以外のもの」に向いています。
恋愛でいえば「自分」ではなく「そばにいる女性」が主軸なんです。
女性の機嫌がよければ彼らも嬉しくなります。
それは自分が、というよりも「彼女が嬉しそうにしている」から嬉しくなるんです。
ちなみにこの話のすごいところというのは、この「そばにいる女性」が必ずしも好きな女性だからというわけではないところです。
よほど(見るのも嫌だというレベルで)嫌いな女性でもない限り、男性は全員同じ反応を示します。
だからこそ、男性は女性を完全に嫌いになることができないんです。
女性からするとなんとも不思議な感覚でしょうね。
好きでも何でもない、見ず知らずの男性がそばでニコニコしていたら気味悪がられて避けられるのがオチです(笑)
本当に男性は女性に対して優しく、また寛大だなぁと常々思います。
ここまでくると男性が少し可愛らしく感じてきてしまいますが、「好き」という感情にも鈍感となるとそうも言っていられなくなってきます。
自覚させるためにはそれにかける時間と女性の後押しが必要になるんです。
女性の反応や、自分が置かれている状況、自分が彼女に対してしてきた労力を総合的に、また客観的に把握した時はじめて男性の心に変化が生まれます。
「あれ、俺もしかしたらこいつのこと好きなのかも?」と自覚し始めるんです。
女性からすれば「遅い!」と一言文句でも言ってやりたくなる遅さです(笑)
でもこればかりはどうしようもありません。
男と女、それぞれの脳の構造が違ってしまったその時から、両者の感覚のズレは避けられない運命なのです。
どっちかがいけないなんてこと、ひとつもないんですよね(^^)
むしろ一度育った恋愛感情は、ある意味女性より男性の方が深くて根強いかもしれません。
ゆっくり、大事に育てられた気持ちはそう簡単に崩れたりしませんし、それこそ言葉の通りずっと心の中に残り続けますから。
どっちが愛情深いのかなんて図りようもありませんね。