告白の仕方


おはようございます。

 

このブログでよく出てくるワードに "距離感" というのがあります(^^)

 

先日その距離感によって状況が大きく変わりそうなエピソードを知人女性から聞きましたので・・・

今回はそのエピソードに合わせて、距離の詰め方の話を改めてお話ししていきたいなと思います。

 

 

その女性は少し前にとある男性に告白をされました。

 

男性は職場で一緒に働いている方なのですが、向こうが営業でよく外に出ているのであまり話すこともなく、世間話をたまにするくらいの間柄だったそうです。

 

そんな男性から突然、LINEで「今夜電話できるかな?」と連絡が来ました。

 

LINEは会社のグループLINE経由でお互い知ってはいたのですが、個人間での連絡も業務的なものでたまにするくらいなので、女性はその唐突さにビックしたそうです。

 

何事かと思いつつ了承し、その日の晩に電話したところまさかの告白だったとのこと。

 

ちょうどその時は彼氏がいたので丁重にお断りしたそうなのですが、「どういう経緯で私のことが好きになったのかはサッパリです」と苦笑いされていました。

 

 

皆さんはこの男性のどこに敗因があったと思いますか?

 

彼女に彼氏がいたかどうか確認しなかったことでしょうか?

 

それとも、彼女との仲をちゃんと深めずいきなり告白に踏み込んでしまったことでしょうか?

 

もちろんどれも正解なのですが、一番の原因はやっぱり「距離感の読み間違い」だったのではないかと私は思うんです。

 

どんな素敵な男性でも、どんな素敵な女性でも、距離感の読めない人間だと判定された時点で即アウトになります。

 

それぐらい大事な要素なんですよね。

 

 

もしかするとこの男性は、彼女に「ごめんなさい、今は彼氏がいるので」と言われて「彼氏がいるならそりゃしょうがないか」と思ったかもしれません。

 

けれど本当の問題はそこにはないんですよね。

 

仮に彼女に彼氏がいなかったとしても、やはりこの男性は断られていたんじゃないかと思うんです。

 

なぜなら、彼女にその告白をOKする理由がないから。

 

よく知りもしない人間とは恋愛できないんです(^-^;

 

kpcpcho.hatenablog.com

 

「なぜ自分を好きになってくれたのかも分からない」と言わせている時点でおかしな話です。

 

恋愛は人間関係の上に成り立つものですから。

 

お互いを知って、交流を深めて、気持ちの共有をし始めて、そこから「あ、このひといいかもな」と思うのが通常の恋愛の始まり方です。

 

たしかに一目惚れで好きになるケースもありますが、実際一目惚れの時点ではまだ本気で好きではないことが多いんです。

 

一目惚れはある種、一時の気の迷いであることがあります。

 

もちろんそれがきっかけで好きになっていくことはありますが、外見だけで「いいな」と思えるのなら、眺めるだけで十分満足できてしまえるわけです。

 

その人の本質を好きになっているわけではないのですから(^^)

 

それに人の好きという感情は、時間が経つにつれ変化していくものです。

 

意外と思われるかもしれませんが、好みが変わりやすいのは外見の方だったりします。
 
正確に言うと顔やスタイルそのものが変わると言うより、その人の外見を見たときの自分の中の印象が変わるという感じです。
 
本当に惚れたら、外見の美醜はどうでもよくなります。
 
惚れているのに「コイツは顔が気に入らない」とは思わなくなるんです。

 

見た目で惚れるのではなく、惚れたからその外見も好きになった。

 

そういうケースの方が意外と多かったりするものです(^^)

 

 

少し話がそれましたが・・・(笑)

 

恋愛で忘れてはいけないのは相手の立場に立ってあげることです。

 

彼は何かをきっかけに彼女のことを好きになったのかもしれませんが、そんなこと彼女はなんにも知らないわけです。

 

他の職場の人同様に接し、なんの意識もなく日々仕事をしていただけです。

 

彼にとって彼女がいる職場の空間は特別なものかもしれませんが、彼女にとっては "なんの変哲もないただの日常空間" です。

 

その目線に立ってあげることで、「まずどこから始めていけばいいのか」が分かってくるようになります。

 

 

自分目線で考えるばかりでは、いつまで経っても相手の気持ちを察することができません。

 

客観視するというのはそういうことです。

 

厳しい話、彼は自分本位に動き過ぎたのかもしれません。

 

「彼女と付き合いたい」という自分の欲求に駆られ、彼女のことを慮ってあげられなかった。

 

それが一番の敗因だったのではないかなと私は思います。