恋愛一辺倒になったときのデメリット


おはようございます。

 

少し前に「中身のない人がする恋愛」についてお話ししました。

 

kpcpcho.hatenablog.com

 

人によってはとても辛辣な内容に見えるかもしれません(^-^;

 

もしくは冷めたものの見方に見えるかもしれませんね。

 

「メリット云々で恋愛は測れない」と思う人も多いと思います。

 

実際私もその通りだと思います。

 

メリットだけで成り立たない、理屈で成り立たないのが恋愛です(^^)

 

一度始まったら、それはもう合理的な考えの範疇では収まらなくなるんですよね。

 

 

逆を言えば "始める前の段階" なら、人は冷静にものを見ることができます。

 

当たり前な話ですけどね(笑)

 

自分はさして盛り上がっていないのに、相手ばかり盛り上がっていると、途端に相手が知能の低い生き物かなにかに見えてきたりします。

 

もしくは、最初はどちらも盛り上がっていたのに、急に自分だけ「なんであんなにこの人のこと良いなと思ってたんだろ・・・」と冷めてしまうこともあります。

 

これが温度差ですよね。

 

どちらか一方だけが突っ走ってしまうことで、余計に相手は冷静に、むしろ冷めた目で見れてしまうようになるんです。

 

 

恋愛以外に夢中になれるものがない人は、その大きく空いた隙間すべてに恋愛を詰め込もうとしてしまいます。

 

そこに全神経を集中させて、とにかく一生懸命埋めようとするんです。

 

「こっちも空いてる、あっちも空いてる・・・早く埋めなきゃ!」みたいな感じで(^^)

 

見えているのは自分の中にあるぽっかり空いた穴と、それを早く埋めたいという焦燥感だけです。

 

恋愛相手のことはあまり見えていなかったりします。

 

それを相手は冷静な目で見れてしまうから、気付いてしまうんですよね。

 

「この人自分しか見えていないんだな」と。

 

ある意味恋に恋する状態も似たようなものなのかもしれません。

 

こちらに背を向けて何かを必死に埋めようとしている姿しか、相手には見ることができないんです。

 

それじゃあ相手にもこちらの魅力は伝わりませんし、そもそも自分が「どういう人間」なのかも分かってもらえません。

 

恋愛一辺倒になる前の自分が見せられないのは、もうそれだけで大きな損失になるわけです。

 

 

前に私は、中身を作るのに無理に趣味を作る必要はないとお話ししました。

 

100%恋愛に傾いていた思考を、たとえば80%くらいにするだけでも、大きく状況は変わってくると私は思っています。

 

それは単に冷静にものを考えられるようになるから、ということ以上に、相手が「恋愛一辺倒になる前のあなた」を20%分だけでも見ることが出来るようになるからです。

 

「中身がない人間」という辛辣な言い方とは矛盾する話になりますが、この世に全く中身がない人間なんてのは存在しません。

 

どんな些細なことでも必ずその人自身のこだわりや趣向などは存在します。

 

人によってテンションが上がるタイミングも、どうしてもやめられないこととか興味のそそられるものも全く違いますよね。

 

雨が降りそうな日に「早く帰らなきゃ」と焦る人もいれば、逆に「まぁ降ったら降ったでまた洗い直せばいっか」と思ってのんびりする人もいます(^^)

 

大なり小なりその人の個性ってあるものです。

 

それが恋愛100%になることで、全て見えなくなってしまう。

 

早く帰らなきゃと以前なら思ってたはずなのに、好きな人からのたった一つのメールだけで「まぁ明日もう一回洗えばいいもんね」みたいに、その気持ちを無視してしまいます。

 

本来の自分ならしないような行動をしてしまったりするわけです。

 

それが中身のない自分を作り出している原因でもあります。

 

 

恋愛で中身が埋められないというのは、恋愛から生まれるものがあなた本来の個性ではないからという意味でもあると思うんです。

 

それは相手の行動や言葉によって作り出された、偽物の個性に過ぎません。

 

本物は最初からあなたの中にしか存在しないわけです(^^)

 

それを自分で自覚して、その意思や個性を一貫し続けることで、そこに惹かれて寄ってくる人間が出てくるようになります。

 

 

恋愛で要となる武器は、いつもあなたの中に存在しています。

 

恋をして気持ちが盛り上がったとしても、その武器だけは手放さないように、頭の片隅に冷静さを備えておきましょう。

 

情熱と冷静さを上手くコントロールできた時、初めて状況は好転していきます(^^)