期待を数値化してみよう

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こんにちは。

 

私達は常日頃から誰か、もしくは何かに期待しながら生きています。

 

期待が行動意欲を湧かせたり、期待が希望を生むこともあります。

 

純粋な気持ちから生まれる期待ってワクワクしたり周りがキラキラ輝いて見えたり、人生がちょっとだけ楽しくなったりします(^^)

 

素敵な感情ですよね。

 


でもときに期待は感じる必要のない失望を運んできたりします。

 

自分にとってそこまで失望するようなことでもないはずのことが、期待のせいで大きくそびえ立っているように感じることがあるんです。

 

実際期待するだけで幸福になれるなんてことないのに、期待が裏切られただけでものすごく幸福が損なわれた気がしてしまうんです。

 

期待と失望のパワーって、周りにはなんの影響も及ぼさないのに自分の中では凄まじい力になってるんですよね。

 


期待はある程度自分の力でコントロールしなきゃいけないと思うんです。

 

不必要な不幸せを感じないためにも。
自分の心を守るためにも。

 

この間それについて「こんな良い手があったのか!」と気付かされたことがありました(^^)

 

それは期待を10段階で評価するという方法です。

 


例えばこれから何かをするとき。

 

デートする時や電話やメールをするとき、仕事だったら何かのプロジェクトやイベントをこなすとき。

 

それをする前にまず、それに対する期待値がどの程度のものなのか0から10の間で評価してみるんです。

 

0は最悪の状況を想定している場合。


10なら自分の人生をかけた壮大な夢が叶うと期待している場合です。

 

評価したら、今度はその評価点から2点差し引きその数値を頭の中に定着させるんです。

 

 

頭の中でパッパッと想像できるごく簡単な作業ですが、客観的に評価することで主観的だった感情を少し冷静に見ることができるようになります。

 

さらに2点減点することで本来の期待値よりも控えめに、というかむしろ下回った気持ちになれるので、裏切られたときの失望感を避ける余地を作ることができます。

 

期待に振り回されない自分を作ることができるんですね(^^)

 


このことに気付かせてくれたベストセラー本にはギリシャの哲学者の言葉も記されてました。

 

人間が手に入れたいと願うものは「取るに足らぬ好み」である、というものです。

 

「これがいい」とか「こうでありたい」とか人によって好みはまちまちだけど、所詮そういったものは人生の幸福にとっては取るに足らない要素でしかないという話です。

 

願望が叶おうがなかろうが、それが自分の人生の幸福度を決めるものではないと思えればだいぶそのハードルは低くすることができます。

 

願望や期待は人生の彩りとか豊かにするための誘発剤程度にしておくのが一番いいですね(^^)